微妙なニュアンスを表現することができる “come” その1
日本語で話すときは言いたいニュアンスをある程度自由自在に表現できると思いますが、英語になると、それができずにもどかしい思いをすることがあるかと思います。日本語でも「は」と「が」の違いだけで、ニュアンスが大きく変わることがありますが、英語でも少しの違いでニュアンスが変わることがよくあります。
例えば、「知り合いである」と言いたいときは当然 know を使いますが、「知り合いになる」というニュアンスを伝えたいときはどう表現するでしょうか。
How do you know him? というと「なぜ彼のこと知ってるの?」という意味になり、これでも知り合いになった経緯を聞くことはできるかと思いますが、How did you come to know him? と “come to” を挟むことによって、よりその経緯を聞きたい、というニュアンスを表現することができます。
すべて How do you know him? で済ます省エネ英語でももちろんいいのですが、表現を豊かにしていくためには、このような細かなニュアンスも表現できるようにしておくとよいかと思います。