TOEIC Part 4の難しさ
TOEICテストは、Part 1-6で構成され、Part 4は長めのアナウンスを聞いて、これに対する質問に対する正しい答えを選ぶリスニング問題となります。
Part 4の難しさはどこにあるのでしょうか。
Part 3と同様に、実はアナウンスの内容自体はそんなに難しいものではありません。Part 3は会話の流れがある分、ストーリーを思い描きやすく、個人的にはPart 3の方が得意なのですが、Part 4も基本的には聞き手はいるので、自分が聞き手になってその場面を具体的にイメージすることが重要になります。空港でのアナウンスであれば、自分が空港にいるつもりになり、留守番電話であれば、自分が今まさにそのメッセージを聞いているような気になりながら、放送を聞きましょう。
Part 4の難しいところは、Part 3と同様に、ただ聞けばいいだけではなく、問題の選択肢を見ながら解かなければいけないところです。流れてくる音声と、問題の選択肢の同時処理が必要になるということです。Part 3と同様、例えば、選択肢を理解することに一瞬戸惑った隙に音声の方がどんどん先に行ってついには完全に迷子になってしまうというのが、もっともこわいシナリオです。
これもPart 3と同様、本番では同時処理をしなくてすむように、できるだけ選択肢を事前に読んでおくことをおすすめします。特に新形式で導入された、イラストや図が絡む問題は、3つの情報を同時に処理するトリプルコアが必要になるので、最低でもイラストや図の方は事前に一度目を通しておきたいものです。慣れてくると、イラストや図の中でどのあたりが問われるかなんとなく事前に予想が立てられるようになり、一気に楽になります。
Part 3と同様、リスニング問題とはいうものの、リスニング能力そのものというより、多くの情報を同時に素早く処理する能力が求められていると言えます。