TOEIC Part 3の難しさ
TOEICテストは、Part 1-6で構成され、Part 3は長めの会話を聞いて、これに対する質問に対する正しい答えを選ぶリスニング問題となります。
Part 3の難しさはどこにあるのでしょうか。
実は会話の内容自体はそんなに難しいものではありません。会話の流れも自然なものが多いと思います。もちろん知らない単語や聞き取れない部分というのもあると思いますが、前後の流れからある程度推測できたり、あまりそこは重要でなかったりもします。
Part 3の難しいところは、ただ聞けばいいだけではなく、問題の選択肢を見ながら解かなければいけないところです。つまり流れてくる音声と、問題の選択肢の同時処理が必要になる点がPart 3を難しくしているのです。ですので、例えば、選択肢を理解することに一瞬戸惑った隙に音声の方がどんどん先に行ってついには完全に迷子になってしまうというのが、もっともこわいシナリオです。
つまりPart 3の練習をするのであれば、実際の回答形式でやる必要があります。単に音声を聞くだけではPart 3の真の難しさはわかりません。音声と選択肢を同時に処理するデュアルコアを鍛える必要があるのです。
ただ本番では、同時処理をしなくてすむように、できるだけ選択肢を事前に読んでおくことをおすすめします。例えば、Part 1や2の長ったらしいInstrucutionの間に読んでしまうというのも手です。これでもカバーできなかったときに初めて、バックアップ手段としてデュアルコアで挑むことになります。