英語と文化

私の友人にフランス大好きな人がいますが、その人はフランス旅行に行った際にすっかりフランスに魅了されてしまい、フランス語を勉強するようになりました。そのうちフランス語に飽き足らず、フランス料理やらワインやらフランスと名のつくものはなんでも手を出すようになっていきました。なんでも、フランス語を上達したいのならフランス文化に関する趣味を持った方がいいとアドバイスを受けたそうです。その友人がフランス人と会話しているのを見たことがありますが、通常の会話はまったく問題なさそうでした。

また、別の友人で、日本のアニメと料理が大好きな英語ネイティブのマレーシア人の友人がいます。彼は日本が大好きで日本に合計3年ほど住んでいたこともあり、彼の日本語は全般的にとても上手なのですが、日本のアニメや料理に関しては特に自然です。決して表面的に身につけた学問としての言語ではなく、生活や文化の中で自然に身につけた言葉だからなんだと思います。前提となる知識も普通の日本人以上なので、ある意味日本人よりレベルの高い日本語を話すとも言えます。

何が言いたいかというと、外国語の勉強において真に実用的なレベルに達するためには、表面的な勉強だけでなく、その言葉が話される国や地域の文化まで含めたところで学習するのが効率よいということです。

その2に続く。