TOEIC990点への道 – その13:瞬間英作文との出会い

TOEIC930点を達成したものの、社内にいる外人と英語で話すとなるとあたふたするのが目に見えていたので、スピーキング力の向上に集中してみることにしました。

何をしていいかわからないまま、とりあえず「GABA」に通い、外人とマンツーマンで話すこと自体への抵抗はだいぶなくなりました。GABAは受講料がなかなかお高いですが、私のような右も左もわからない状況の方には、その知名度に裏付けされた安心感を理由に最初の一歩として選択することもよいと思います。特に、勤務先からの補助等がある場合は、コストパフォーマンスを気にすることはないのでなおさらです。

さて、GABAが一巡し、英会話教室だけでは地力が伸びないと悟った私は、世の中のスピーキング力向上方法の研究を始めました。

そこで出会ったのが、森沢洋介氏の「瞬間英作文」です。同氏のウェブサイト「英語上達完全マップ」で、その全貌が紹介されています。英語上達完全マップは書籍にもなっており、私はまずこの書籍を読み、なぜかその時はあまりピンとこなかったのですが、次の「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」(通称「青本」)を読んだ時、「これだ!」と思いました。

ちなみに、当時はこの2冊しか出版されていなかったのですが、青本の大ヒットをきっかけにその後多くの続編が出ています。その中でもこの青本は英会話業界に大きなインパクトを与えたと思っています。今でも書店によっては平置きで置いてあります。

詳細は同氏のウェブサイト・書籍に譲りますが、瞬間英作文のテーマは:

「力があるのに話せない」を打開する

ポイントは:

  1. 簡単な文を数多く作る
  2. スピード、滑らかさを重視する
  3. 暗記しようとしない

やり方は極めてシンプル。中学生レベルの英語で、日本語>英語の英作文をひたすら練習。私が自分でやってみてそうでしたが、TOEIC900点取っていても、青本の半分もスムーズに出てこなかったと記憶しています。

スピーキングの上達にこれは絶対に効果があると確信し、しばらく瞬間英作文に没頭する日々が続きました。