TOEIC930点を達成したものの、社内にいる外人と英語で話せる気がしない、英語で電話会議なんてもってのほか、そんな状態でした。

身近に外人がいるのであれば、なんでもいいから話しかければいいじゃん、と思うかもしれませんが、英会話初心者にはそこには大きく高い壁があるのです。性格にもよるでしょうが、日本人ですら誰かに話しかけるのに抵抗がある私には、とても乗り越えられない壁でした。

転職後入社して１年がたち、勤務先が提供している英語学校等にかかる費用の補助制度の利用資格を満たしたため、早速使ってみることにしました。とはいえ、英語学校などいったことがなかったのでどうやって選んでよいか分からず、当時広告を打ちまくっていた英会話学校「GABA」に通ってみることにしました。

旅行先でひとこと、ふたこと英語を発したことがあったものの、ネイティブとマンツーマンで20分も30分も話すなんて初めてのこと。口から英語がまったく出てこないことに愕然としました。

それでも約2ヶ月ほど通い、最後は少しだれてしまいましたが、終わる頃には外人と話すこと自体への抵抗はだいぶ薄れたように思います。では、英会話力がアップしたかというと、おそらく地力という意味ではほとんど変わっていなかったと思います。抵抗がなくなった分、多少は英語が出てくるようになったと思いますが、マイナスのスタートからようやくゼロ近くに戻っただけで、ここから前進するには何か別の手法を考えなければいけないと感じていました。