TOEIC990点への道 – その9:そして900点へ

ドラマで英語を一時休止して、映画で英語に方向転換。期間を区切って映画一本丸々マスターすることを目指しました。教材としたのは「プラダを着た悪魔」。次のTOEICまで2ヶ月ほどしかなったので、それまでに終わる計画を立てました。

具体的には、映画を10ほどのチャプターに区切り、1週間で1チャプターを徹底してマスターすることにしました。「マスター」ってどの程度?となりますが、英語を字幕なしで聞いてほぼ聞き取れるようになることを目指しました。副教材として「スクリーンプレイ」を用意。全セリフが掲載されており、解説も付いている優れものです。

1チャプターは10-15分ほどになりますが、これを毎日4-5回ずつ繰り返して、単に観て聴いたり、セリフに合わせてシャドーイングをしたりしました。1週間繰り返すと、100%ではないもののそのチャプターのだいたいのセリフが聞き取れるようになりました。これくらいでそのチャプターは少し飽きてくるので、ちょうどよく次のチャプターへ。仕事で帰りが遅くできない日もあるので、週5日くらいできればよしとしました。

そうこうしているうちに約2ヶ月がたち、TOEIC本番を迎えました。プラダを着た悪魔は、というと、がーん、全部終わらず。最初は順調だったものの、仕事の繁忙期と重なったり、ちょっとサボり気味になったりと、計画通り進んでいませんでした。映画自体がおもしろいことはなんら変わらないのですが、やはり練習や作業の部分が入ってくると、強い意思が必要です。でも人間の意思なんてこんなもんです。

ただ、映画の7-8割は終わっており、相当時間の「ガチ英語」のリスニングはできました。TOEICの公式問題集で最終調整をした手応えはばっちりです。明らかにリスニング力があがっています。

こうして受験したTOEIC。結果は…

なんと900点を大幅に超えて930点を獲得できました。 前回の870点から60点アップ。内訳は465:465でした。リスニングの伸びは予想していたものの、実はリーディングも伸びていました。英語字幕で「ガチ英語」を観るときは必死で字幕を追いかけているので、速読の効果もあったようです。

念願の900点達成。2008年10月、転職して英語をまたがんばろうと決意してちょうど1年後のことでした。