日本人が英語が聞き取れない理由 その2

前回、日本語の音と英語の音は違いすぎる、よって、英語を聞くときに無意識に日本語の音に置き換えてしまうため、日本人の英語リスニングがなかなか上達しないという話をしました。

この壁をやぶっていくためには、まず発音への正しい理解が必要です。日本語で言う「あ」の発音に数種類ある、といったことは日本人としては知識として持っていないと、すべて「あ」に置き換えてしまうでしょう。

次に、英語を聞き続けることです。聞き続けると言っても、認識できない音を聞き流しても雑音と変わらないので、意識して聞き続ける必要があります。具体的には、シャドーイングを行うことが効果的だと思います。シャドイーングを行うということは、聞いたことを再現する必要があるので、聞く意識が自然と高まります。このとき、できるだけオリジナルの音に近い音を再現することを心がけます。日本語の音に置き換えてはいけません。そのまま真似するのです。オリジナルの音源がごちゃごちゃとなっていれば、そのごちゃごちゃのまま再現すれば良いのです。

このように聞いて、口に出して、を繰り返していくことによって、頭の中に音のデータベースができあがってきます。そこに発音の知識が加わってくれば、そのデータベースがより正確なものになり、少しずつネイティブが英語を聞くときの処理方法に近づいていくはずです。

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