終わったことは終わったことにしよう:bygones

過去を振り返るのはよいですが、終わったことにいつまでもくよくよしてはいけません。

そんなとき使える英語表現が、let bygones be bygonesです。

ドラマ24、シーズン4、2am-3amで使われています。一度は決裂した元大統領のDavid Palmerとその腹心のMike Novick。お互い国を守るため自分の信じた道を進んだ末の結果でしたが、Mikeは過去にDavidを裏切っていました。そして再開した2人。Mikeはお望みなら自分はすぐに立ち去ると。そこでPalmerが言ったセリフ:

Let’s let bygones be bygones and get to work.

「過去のことは忘れてさあ仕事をしよう」

男前ですね。

すこしややこしい構造ですが、最初のlet’sは「〜しよう」というおなじみのlet’sです。次のletは「〜させる」という使役動詞です。bygonesは「過去に起こったこと」。つまり、過去に起こったことは過去に起こったことにしておこう、という意味になります。

こういった表現は初見では「??」となりますが、一度理解してしまえば、逆に次回からはひとつのかたまりとして比較的簡単に聞き取って理解できるはずです。

このようにドラマでは生きた表現を学ぶことができます。しかも、このDavidとMikeの因縁の再会という緊迫した場面で出てくるDavidのしびれる一言。印象の強さが違います。

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