映画で英語 – スピーキング編

映画は英会話に使えるフレーズの宝庫です。

おしゃれな表現もたくさんありますが、実は普通の単語・やさしい文法を使って、ややこしい内容をさらっとシンプルに言ったりもします。

そういった表現を自分でも使えるようにするには、なによりも自然に口から出てくるようにすることが大切です。そのためには、気に入ったフレーズを映画からピックアップして、その使われていた場面を思い出しながら、何度も繰り返し口に出す練習が必要です。少しもひっかからずにスムーズに口から出るようになるまで何度でも練習する必要があります。

その場面と日本語をきっかけに、そのフレーズが反射的に出てくるまで口に馴染ませることができて、ようやく実際の英会話で使えるようになると考えておいたほうがよいと思います。スムーズに口から出てこないうちは、どれだけ頭で理解できていたとしても実際の場面で使うことは難しいでしょう。

例えば、That explains (a lot).(それで説明がつく)という表現があります。要は「あーわかった、そういうことね」ということなんですが、単に I see. などというより、「今までもやもやしていたけど今の説明でよくわかった」といった微妙なニュアンスを表現することができます。

これを頭で理解することはすぐにできると思います。でも使われる場面とのリンク、実際に口に出す練習をしていないといつまでたっても使い慣れた相槌ばかり使うことになります。そして、10秒後くらいに、「ん?今のは That explains. の使い所だったのでは?」となります。

使われる場面とフレーズをリンクさせながら体に覚えこませることによって、初めて自分の表現として身につくのです。